平成22年9月21日記
三男の歩が池上本門寺の沙弥校に入りました。
長男一太、次男安人も小学五年の時に沙弥校に行ったので覚悟はしていたようです。
朝は5時に起床し、お経と法要の練習に明け暮れるわけですが、それよりも辛かったのは基本的な日常生活だったようです。とくに食事作法、先ずは嫌いな物も残さず食べるという事。
これは世間でも昔は当たり前でした。私も小さい頃は好き嫌いが多かったので、学校で給食後休み時間返上で嫌いな物とにらめっこしてた記憶があります。全部食べるまで遊ばせてくれませんでした。
あとは食後にたくあんを使ってお茶で食器をきれいに洗い、最後にそのお茶を飲むという事。
これは非常に苦痛だったようです。
現在、子ども達にこんなに厳しく生活指導してくれる場所は無いと思いますから、我が子に一度はこういう体験をさせておくべきだと思います。
かくいう私自身は中学二年で初めて沙弥校に行き、あまりの厳しさに途中で体調を壊し寝込んでしまいました。終了後の感想文を読ませて頂きましたが、「また来年も来たい」と言ってる子や、「仏様のお弟子なれて良かったです」という子もいて、さすが日常の教育が違うなぁと感心しました。
えっ、歩はどうだったかって?もちろん親の子ですもの!
もう、来年は行きたくない、
勘弁してくれ~、
と泣きがはいってました。