平成20年 10月7日(火)
映画「おくりびと」を観て来ました。
オーケストラのチェロ奏者が失業し、葬儀屋さんの下請けの納棺士になる物語です。私は、今まで、檀家さんの納棺に何度か立ち会った事はありますが、納棺士さんを特別に意識するような事はありませんでした。思えば、葬儀の準備がすべて整った段階でお経をあげている私はこういった見えない苦労を知りませんでした。
映画では、人間の死に携わる納棺士という仕事を偏見な目で見、理解を示さない妻や友人達がやがて納棺士に感動を覚えるまでになるのですが、どんな仕事でも生き甲斐と誇りを持って取り組めば、人に感動を与えることができるのだと思いました。
本木が演じる納棺士がひたすら「生きる」姿に涙しました。