柴犬・姫の出産~その3~

平成22年3月4日記
まだまだ大丈夫だと思っていた9月14日の夜、エサも食べずにやたらそわそわし始めました。ウロウロ動き廻り、小屋の中や庭やいろんな所で穴掘りの仕草を始めました。これが所謂出産に向けての巣作りなんだなと思いながら、私も眠りにつきました。
翌朝5時頃目を覚まし、姫を覗いたら何事もなさそうだったので本堂に行ってお勤めをして戻って来たら母が「なんだか姫の横に黒いのがいるよ~」と言うので、急いで姫の所に行ってみると、すでに一匹目の子を産み落として、舐めまわしてきれいにし、これからまさに二匹目を産もうとしているところでした。
姫は二匹目を産み落とし、羊膜を破り、子どもの体を舐め始めました。又次の子が出て来るぞ~、家族みんなが注目していました。助産師Kさんの奥さんが来たのはちょうど、その頃だったでしょうか。しばらく待っていましたが、とうとう三匹目は出て来ませんでした。姫はわりと小さい方なので、二匹しか身ごもっていなかったみたいです。姫はその後、二匹分の胎盤を全部食べてしまい子ども達におっぱいを吸わせ始めました。
その間、人間の手助けは一切無しでした。誰の手助けも無く、お産出来るのです。動物なら当たり前の事でしょうが、姫のお産を目の当たりにみて感心してしまいました。

柴犬・姫の出産~その2~

平成22年3月1日記
本能的に身ごもったのを覚ったのか、虎鉄くんがその気になっても、姫は断固拒否して虎鉄くんを受け入れる事はしません。女性強し、力ずくでも姫と交尾する事は出来ないでしょう。人間の世界だと、よく強姦事件てあるじゃないですか。たぶん犬の世界ってそういう事件は無いと思います。その点、本能で生きている犬の方がよっぽど紳士的ですね。
交尾1ヶ月後にもなると、お腹がふくらみ、食欲も旺盛になりました。獣医さんに妊娠を確認してもらい、出産までの諸注意を聞いたら、下痢をさせないようにという事だけで、食事も散歩もいつも通りでいいということでした。
予定日は9月20日。
実はKさんの奥さんは助産師さん、もちろん人間のですよ。
犬の出産について色々調べてくれてやる気まんまんです。

柴犬・姫の出産~その1~

平成22年2月24日記
姫(柴犬・2歳)が昨年9月15日、子犬を2匹出産しました。
犬は受精してから約60日で出産です。
◎お見合い
姫がうちに来た時から子どもを産ませたいと考えていましたがなかなか具体的な計画も立てずにいました。
2歳になり4回目の生理を迎えた頃、獣医さんに排卵期を調べてもらったら4、5日後という事でした。
さて、どうしようかなと考えていたところ、そういえば近所のKさんが黒柴の男の子を飼っていると言っていた事を思い出し、早速Kさん宅に電話。Kさんはすぐ黒柴の虎鉄くんを連れて来てくれました。
姫の初のお見合いです。
◎通い妻
虎鉄くん、姫に見向きもしません。
発情期の女の子を目の前にしてどうしたことでしょう?姫は受け入れ体制万端なのに。虎鉄くんだって女性の好みというものがあるのでしょう。なかなか男の子もその気にさせるのが難しいです。
しばらく毎日、姫が虎鉄くんちに通うことになりました。といってものん気に構えてはいられません。
通い始めて7日目、なかなか気持ちが合わず今日ダメだったらあきらめようと思っていたら、やっと虎鉄くんがその気になりめでたく結ばれました。

新春初参り

平成22年1月7日(木)
当山の新春初参りは毎年1月7日、大本山中山法華経寺並びに日蓮宗加行所(大荒行堂)、近隣寺院を参拝しています。
今年は56名参加。朝八時に浦安をマイクロバスで出発。先ず法華経寺をお参りしました。法華経寺祖師堂は上の写真のように変わった屋根の造りで、比翼入母屋造りと云われ、国の重要文化財に指定されています。次に荒行堂で今回五百日目の荒行に入行した流山成顕寺・宮崎聖弘上人の御祈祷を受けました。その後、東関東自動車道を成田方面に走り、多古町にある本山・日本寺をお参りしました。
日本寺は「中村檀林」の跡で、「檀林」とは僧侶の教育機関、今で云う大学です。日本寺の中村檀林は同じく千葉県内にあった飯高檀林・小西檀林と並び、関東の三大檀林として日蓮宗教学の根本道場として栄えました。当日は貫首様始め総代役員の方総出で私達一行をお迎え頂き、境内、諸堂をくまなく御案内頂きました。